TBS工法鋼管杭中堀認定工法
「TBS（Takawaki Base System）工法（鋼管杭・中堀拡大根固め工法）」は特殊拡翼機構をもつ拡大ビットを取付けたスパイラルオーガを杭中空部に挿入し、中掘りしながら杭を所定深度まで沈設した後、支持層を機械的に拡大掘削し、杭先端部にセメントミルクを噴出し攪拌混合して拡大根固め球根を築造した後、杭を根固め球根部に杭径の長さ（1.0D）だけ圧入するセメントミルク噴出攪拌方式による鋼管杭の中堀り工法です。
本工法にはRP タイプ[鋼管杭先端部に端板リング（Ring Plate）とシャキーを有するタイプ] とRB タイプ[鋼管杭先端部に補強バンド(Reinforcing Band）とシャキーを有するタイプ] があります。
TBS工法の特徴
- 建築・土木の両分野でオーソライズされた工法です。
旧建築基準法第38条の規定に基づく建築大臣（現国土交通大臣）の認定と（財）国土技術研究センターの技術審査証明を取得した工法であり、建築・土木の両分野で高い評価を得ております。 - 低騒音・低振動工法です。
特殊拡翼機構をもつTBSビットを取付けたスパイラルオーガによる中掘りで杭を設置し、ビット先端部よりセメントミルクを噴出して拡大根固め球根を築造するので騒音、振動公害の発生を抑制できます。 - 確実な拡大根固め球根が築造されます。
TBSビットにより、支持地盤を機械的に拡大掘削し、ビット先端部よりセメントミルクを噴出しながら、ビットにより反復攪拌混合するため、確実に拡大根固め球根が築造されます。 - 確実な支持力が得られます。
杭径より大きい拡大根固め球根を築造することにより、安定した大きな支持力が得られます。 - 連続作業でスピーディな施工ができます。
杭の築造はTBS ビットにより杭の沈設から支持地盤の拡大掘削、セメントミルクの注入攪拌混合まで一工程で行うため、効率的な施工ができます。 - 二次公害の発生を抑制できます。
中堀り沈設時に排出される土砂は少なく、また一般排土として処理できるので、二次公害の発生を抑制できます。
